みどりのこかげ - 30代初マタ&フルタイム共働き-

30代で初めての妊娠、フルタイム共働き、両実家遠方…。幸せな家庭と自分らしい働き方を望む30代女性の日常。

「都会の産院」と「地方の産院」

里帰り先の病院で、費用の概算を確認したとき、私の心に一つの疑念が浮かんだ。「都会の病院…高すぎ?」

というのも、都内で通っていた病院と、里帰り先の産院で、総額費用の差にビックリしたのだ。都内総合病院の「自然分娩・6人大部屋・冷蔵庫&テレビは別」料金と、里帰り先での「自然分娩・個室(冷蔵庫・テレビ・ソファ・トイレ付)」料金。比較すると、若干ではあるものの、里帰り先の方が安いのだ(ただし42万円支給される出産一時金では全くまかなえないので厳密には「全然安くない」…涙)。

都会と地方で費用価格帯が違うのだろうか?実は都内であっても区によって違いがあったりする。例えば港区だと、平均60万円かかるので、区が42万円にプラスして60万円を限度に独自に補助している(→港区HP)。いや、でも私の場合、都内では「総合病院」、里帰り先は「個人産院」だった。そもそも総合病院と個人産院でも平均費用は違うのだろうか?気になって調べてみることにした。

 

▼昔読んだ絵本タイトルを彷彿とさせた…

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出典: Paul Galdone 著

国民健康保険中央会の調査 *1 によると、平均負担額は、平均が505,759円、中央値は493,400円であった。これには正直「ビックリ!」。本当にこの費用がリアルなのだろうか?と実は未だに懐疑的。なぜなら、出産時に健康保険から「出産一時金」というものが42万円給付されるけれど、私は元々、それではまかなえないのがフツウと思っていた。持ち出しが10万程度以内なら安く、普通は20万円程度、高いところなら30万円以上くらいの認識だった。ただ、この調査によると、個人負担は10万未満がフツウらしい。

念のため、形態別でも見てみる。産院の種類は、大きく分けると3種類ある。①総合病院の産科、②産婦人科専門の個人病院や医院、③助産院。調査によると、中央値は総合病院>個人産院>助産の順で確かに下がる。ただし総合病院と助産院の差も37,480円と、そこまで大差があるわけではない。

とすると、私は病院であれ個人産院であれ、高いところばかり見ていたのだろうか?また地方と言っても日本全国広し。もっともっと、費用をおさえられる産院が別の地方に沢山あるのかもしれない…。費用が安いからと言って技術やサービスが悪いかというとそうとも言えないことを考えると(私の例、然り)、都会はやっぱり、お金がかかるものなんだなぁ…という、なんとも世知辛い結論に至った。