みどりのこかげ - 30代初マタ&フルタイム共働き-

30代で初めての妊娠、フルタイム共働き、両実家遠方…。幸せな家庭と自分らしい働き方を望む30代女性の日常。

保育園見学 ~両極端な2つの保育園~

f:id:Y573:20190516170536j:plain

保育園見学始めました

前にブログで書いた通り、私は切迫早産で入院した経緯があり、保育園見学も出来ないと思っていた。けれどその後、自宅安静、妊婦健診での確認を経て、幸運にも安静解除となったため、注意しながら通常の生活を再びすることが出来るようになった。 

そこで既にリストアップしていた希望の保育園に連絡を取り、里帰りの前に少しずつ見学を開始した。まだほんの僅かしか行けてないのだけど、その中の2つがあまりに両極端だったため、本当に見学をしておいてよかったと思った。先に結論を書いておこう。保育園利用するつもりの方は「可能な限り事前に見学することをお勧めします。」…希望が通るかどうかは別として。

 

認可 or 認可外?

見学した保育園の個人的な感想をさらりとメモしておきたい。*1見学したのはA保育園(認可保育園)B保育園(認可外保育園)。何が違ったか?と書く前に、2つは認可と認可外なので、その違いについて軽く触れておこう。詳しい人はスキップしてください。しつこいようですが、認可でも認可外でも希望の園が見つかったからといって希望通り入れるとは限りません…

認可保育所*2とは、従業員数や床面積など、国が設けた認定基準*3および都道府県によって定められた基準がある場合はそれも含めた基準を満たし、都道府県知事が認可を与えた保育所である。認可外保育所の場合はそれらを満たしていないもので、定員、保育料、開所時間などが自由に決められる。*4

こう見ると、認可外は認可より”劣っているのか?”と思ってしまいそうだが、そうではない。これは次の点から明確に否定しておきたい。

  • 保育料は一般的に認可外の方が高いが、大抵の場合、認可保育園との差をなくすべく自治体が各家庭に補助金を出しており、そうなるとそれほど大差ない場合もある
  • 認可外の保育所は、保育時間延長を柔軟に受け付けたり、預かり荷物の洗濯もしてくれたりと独自にサービスをしてくれるところもある
  • さらに、認可保育所を希望している家庭ならば、認可外に預けた実績は「点数」が上乗せされる事を見越し、一時的に認可外を利用し、点数を増やして希望の認可に入る…という「戦略」を取る家庭もある(”取らざるを得ない”ケースもあるが)

…等である。よって、認可だから良い、認可外だから良くないとは全く言えないので、個別に各自で比較し各家庭にあった保育所を希望してほしい。

 

両極端な2つの保育園

さて。肝心の私の見学したB保育園。結論から言おう。「絶対無い」。認可外について上述の通りフォローしておきながらこんな結論で申し訳ないが、あくまで認可外だからダメなのではなく、B保育園が自分としては全く希望しない、という結論だったというだけだ。なぜか?理由は多々あるのだが…。園としての方針の説明文は立派なものであった。しかし実態は…?私には、その立派な方針と実態が合致しているようにはとても思えなかった。

いくつか例を挙げると、窓のない空気のこもった極小の保育室。"食"というよりカロリーというような内容の業者による給食。想定よりはるかに高い保育料。…保育費用が高いのは想像していたが、延長料金が月極もスポットも結構高額だった。さらに、「●●園連絡帳使用料」*5といったこの保育園独自のスペシャルな連絡帳に対する謎の使用料金があり(しかも、定期的に購入マスト)、他にもやたらと○○手数料という項目が目立った。そして私として特にNGだったのが、嘱託医が「Bクリニック」の医師だったこと。実は以前、私自身がBクリニックにかかったことがある。その診察が本当に酷かった。一例をあげれば、ただの風邪のような一般的な症状に対して、過剰な血液検査をされたうえに1日30錠ほど飲まなければならないような処方をされたのだ。逆に体調不安になりました。&行くのやめたら治った。元々特に持病もない健康体です…。子どもを安心して預けられるか?子どもがのびのびした時間を過ごせる環境なのか?色々モヤモヤしてしまった。

一方A保育園。こちらは方針も設備も子供たちの様子も素晴らしかった。詳細は控えるが、教育方針と、子どもにどのような体験をさせるかの実態が見合っていた。先生はお一人しかお話していないので正直保育士の方々がどんな方かまではわからなかった。しかしこの園に預ければ、育休中に自分がメインとなって子を育てるよりも、多くの経験を子どもに体験させてあげられて、より可能性を広げられるのではと感じた。預けるならこういう保育園がいいな…と思った。ただし、ここは0歳から希望しなければまず入れないような園。私は元々来年の9月復帰を考えていたけど、このような保育所に申請し、もしもそれが通るならば復帰時期を半年早めた4月復帰がベターだろうと思った。

というわけで、保育園見学を通して、

  1. 「自分が子どもにどのような生活を送ってほしいか」「どのような保育園ならそれが可能か」という自分の中の基準(もちろん夫ともすり合わせる)もクリアになってきた気がするし、
  2. 比較する中で「この園はXXXという保育方針を実現するためにXXX(設備、お外遊び、etc.)はこういう工夫をしているんだな」「他の保育園はXXXはどうしてるか確認しよう」などと保育園を見る目も養えるようになってきたと思う。
  3. また、希望の園に入るために復職時期を変更するかなど自分自身の育児・仕事両立プランにも影響を与え得るとも思った。

希望が通るかどうかは別として、保育園利用を考えてる方には是非事前の見学をお勧めします!

 

*1:あくまで「個人的な感想」なので、別の人が見たら全く別の感想を持つかもしれないことは留意していただきたい。

*2:まず保育園と一般に呼ぶが、正式には「保育所」である。

*3:基準も幾つかある。例えば施設基準としては次を設置している必要がある○ 保育室又は遊戯室(2歳以上)○ 乳児室又はほふく室(2歳未満)○ 医務室○ 便所○ 調理室○ 屋外遊戯場(近所の公園、神社の境内等で代替可)など

*4:なお、東京都の認証保育所、神奈川県の認定保育所は、名前が認証なので初めて見る人は認可かと思ってしまうかもしれないが、「認可外」である

*5:これは例えとして書いたもので、実際はちょっと違う名目だった。