みどりのこかげ - 30代初マタ&フルタイム共働き-

30代で初めての妊娠、フルタイム共働き、両実家遠方…。幸せな家庭と自分らしい働き方を望む30代女性の日常。

切迫早産で緊急入院 ④ ~退院と、原因の考察~

入院4日目。

朝内診をしてもらって、その結果をもって退院の最終判断をしましょう、となっていた。

この日はそれまでにも増して、かなり普通の体調に思えたし、自分でも退院できる気がしていた。入院初日とは気持ちの持ち方も大分変わってきて、軽いジョークも言えるくらいになっていた。実母とも電話をしていて、うちの家系の中では切迫早産になった人はいないらしく、きっと大丈夫、無事退院できるといいねという話をしていた。一方で、入院される方の中には、1~2か月、またそれ以上と長期入院される方もいらっしゃると聞くし、本当に本当に、大変な思いをされているんだろうな…と身に染みて感じた。妊娠・出産は、当たり前に出来ることでは決してないと改めて実感した。

朝、食事よりも前に、思いのほか早く内診に呼ばれた。外来用の部屋ではなく入院病棟の中の診療部屋で、先生の他看護師さん2名。診療台に座ると、タオルで簡単にお腹付近を隠されたまま、足をおっぴろげる形で内診。もちろん内診なのでもう部屋全員割り切ってるので恥ずかしいも何もないのだが、妊娠の内診って、一般男性には未知の世界だろな~とぼんやり思った。

そして、内診…先生の顔が曇る。大丈夫かな…と思ったところ…

「子宮頚管は問題なさそうですね…」

そうなんだ、良かった!

「どれくらいあるんでしょうか‥?」

「うーん、30-40mmが平均なんですが…。」

先生は、**mmくらいですね、と教えてくれた。正直、聞き返しそうになるほど十分な長さだった‥

「え!?逆に…?」

思わぬ結果に私は身を乗り出しそうになった。先生は私のリアクションが大げさだったのか、ちょっと口元が笑いかけていた気がする…。

というか、私自身、ここにきて、「え?」なのですが…!正直かなりビックリした。でも、あの張りはどう考えても普通とは違ったし。。先生は、頸管の結果も鑑みつつ、どう判断するか少し考えている様子だった。が、やはり先生としては懸念事項もある様子で、ひとまず今日退院はOK、ただし自宅では家事も控えて絶対安静で過ごしてください、という指示だった。翌週早々にまた妊婦検診を入れ、様子を診てもらうことになった。

ずっと刺したままだった点滴針と腕に着けてた管からも、ようやく解放…!

▼リアル私の腕。直後は少し跡も残ってますが、、

f:id:Y573:20190428113718j:plain

 

というわけで、晴れて無事退院!

安静を指示されてる以上、家まで一人で帰るわけにはいかないので、夫は半休を取って、車椅子をレンタルしてその足で迎えにきてくれた。家への帰り道、重い荷物を抱えながら夫は私を車椅子に乗せてデコボコの道も臆せずゆっくりと進んでくれた。油断は出来ないし無理はだめだけど、ひとまず退院出来て本当に良かったね、と話しながら。。。

「今日は退院祝いに、ステーキにしたよ、家で食べよう♪」

と、いつの間にか準備もしてくれていた。仕事も忙しい中準備してくれてたのかと思うと、その気持ちにウルっときそうになった。 

帰宅すると、布団が敷かれていて、私にすぐ横になるように進めてくれた。夫は洗濯をし、料理をし、風呂を沸かし、至れり尽くせり動いてくれた。入院する前、私のお腹の違和感を深刻に捉えず急遽入院になった事、その後「私が大した痛みなくても赤ちゃんは苦しいかもしれないから、だから気をつけないといけないんだよ」と言った事を、しっかり理解してくれていて、退院後も、思いやりと愛情を持って私を支えようとしてくれる事が、その行動から十二分に伝わってきた。

本当に本当に誠実で、優しい人。

私も夫も、妊娠は初心者。私が知ってる事はシェアすれば良いし、二人とも知らない事は一緒に学んでいけばいい。一緒に親になっていきたいと思った。

 

 

*****

 ここで入院記録は終わり…なのですが、原因について、自分の反省および、どなたかの役に立つことを祈って、振り返ってみたいと思います。

*****

恵まれたことに私は子宮頚管がとてもしっかりしている様子…じゃぁなぜあんなに強く周期的に張ってしまったのか?

お腹の異変の前の行動をよく思い出してみると、もしかしてアレが良くなかったんじゃないか、と思い当たる節が2つある…。

① 残業

異変のあった前の週まで残業をずっとしていた。そこまで遅くないけど、大体20時頃までして(この時点で割とお腹しんどかった…)、そのあと「スーパーに寄って帰宅し、簡単に自炊して、そして疲れて寝る」というパターンが多かった。普通に考えて疲れ溜まっちゃうよね…。もちろん、早く終われるなら早く終わりたかったけど、仕事は新年度に入っても新しいTaskがあったりして、あと〇日!と思うと、あれもこれもと気になってしまって。

② 歩きすぎ&屈伸姿勢

異変前の土日…日曜はゆっくり休んだけど、土曜日に結構活動した。この日はメモリアルな日だったので、夫と少し遠出していたのだ。その先で、片道2.5km × 2=合計5kmくらいは歩いた。最初の2.5kmは急いでたので、早歩き。そしてホテルランチを盛沢山食べて、席を立つとき「う、やばい?」と正直ちょっと息苦しかった気がする…。その後の2.5kmは休み休み歩いたのだけど、色々記念写真を撮るために、屈んだり立ったりを何度もした。

正産期に入ると、歩くようにとか、屈伸のような運動をするよう言われる人もいるらしいけど、それはお産を促すため。もしかして、私も似たような行為をしてしまったんじゃないか…と思わなくもない。正直、その土日のさらに前の週は、朝から夜まで展示会や買い物に出かけたりしたもののお腹に違和感などは現れなかったので(ただし翌日腰死亡)、合計片道2.5km×2を歩くのも、休み休みなら問題ないだろうと思っていたのだけど…。ただ、毎日4~5km歩いてる何ともない妊婦さんもいると思うし、マタニティヨガやスイミングを楽しでる人も少なくない。そもそもお腹の出方も出具合も人によって違うし、どんな行動がどれくらい影響を与える方は個人差によるところも大きいと思う。私の場合はこの歩きすぎが結構ダメだった気がするので、これからは自分が思ってる以上にゆっくりと生活しなければ…!と肝に銘じた。また、妊婦の体調や容体は変わりやすいという事もよくよく理解したので、油断せず出産まで迎えたい。。!

同じように妊娠後期の方も、くれぐれも無理しないようにしてください。。特に歩きすぎないで、お仕事されてる方は、普段の50%くらいのアクティビティにおさえるつもりで…!(そう思ってても結局70%は出してしまうと思うので、低め低めで…)

皆様が元気で健康な赤ちゃんを出産出来ることを心から祈っています。

 

~「切迫早産で緊急入院」完~