みどりのこかげ - 30代初マタ&フルタイム共働き-

30代で初めての妊娠、フルタイム共働き、両実家遠方…。幸せな家庭と自分らしい働き方を望む30代女性の日常。

妊婦さんにこそアラジンを観てほしい理由

臨月。夫と産前のラストデートに行ってきた。映画「アラジン(実写版)」鑑賞!

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画像:https://www.universal-music.co.jp/disneymusic/aladdin/

 

結果めっちゃくちゃ良かった…。もし妊婦の方で映画館で何か観たいな~と思ってる方がいたら是非是非お勧めしたい。何が良かったのか?ネタバレ無しで「妊婦がアラジン観るべき理由」をランキング形式で書いてみる!

 

 

3位 残酷シーン&爆音無しで胎児にも安心!

このあたりは安定のディズニー。暴力シーンはもちろん無いし(アクションはあり)、突拍子もなく発せられるような爆音も無い(通常の映画並みの大きな音はあり)。お腹の赤ちゃんも、驚いて激しく動く…というようなことは無かったように思う。

 

2位 吹替・字幕共に楽しめる!

普段なら映画は俳優の声も演技のうちと思い、字幕を優先して鑑賞する。が、今回は臨月で集中力も落ちており、なんせ「途中トイレに行かずに済む体力」を温存したく(笑)、迷った末吹替え版を鑑賞した。声の配役は下記の通り。

みんな声がイメージにバッチリ合ってた…。特に山寺さんとか最高すぎる。山寺さんは、1992年公開のアニメ版アラジンからずっとジーニーをされていて、今回もまた抜擢。だけど、今回はウィル・スミス演じるジーニーになるわけです。でも、さすがミスタージーニー、いや、ジーニー山寺(?)。もうバッチリウィル・スミスに合わせてきてくれてます。「ウィル・スミスも原作のイメージ通りのバッチリ120%ジーニー」なうえに、「山寺さんがそこに憑依したかのうようなマッチング感」がたまらなかった。。。そしてジャスミン役木下さん。歌うますぎぃ!最初存じ上げなかったし普通に声優さんかと思ったら女優さんなんですね。調べてみたら、2015年に日本テレビの「全日本歌唱力選手権歌唱王」で決勝に進出。2017年の「ロミオ&ジュリエット」でジュリエット役をオーディションで射止め、2018年の「モーツァルト!」で主人公モーツァルトの妻コンスタンツェ役を演じたそう。めちゃめちゃ歌唱力評価されてるぅ~!(^3^) 中村さんのアフレコも、映画終了後、周りのお客さんが「中村倫也うまかったね!」「中村倫也声イケメンで良かった~♪」などと話してるのが聞こえ、なかなか評判も良かったみたい。

プラス、吹替えの良かったもう1つの点は、現代にあった話し言葉やノリをしっかり組み入れたセリフとなっていて、聞いていて自然に笑えたところ。単純な日本語訳じゃなく、自然さがあったのが良かった。

ただ、字幕版で俳優陣の声・歌も今度は聴いてみたい!となったので、産後のいつか、家族で2回目を観たいと思う(赤ちゃんにとっては初映画、初英語になるかも?笑)

 

1位 テーマが新しい命を迎える家族にピッタリ!

もう、これ!これですよコレ!良い映画と言ってしまえば、他にもいくらでもあるでしょう。でもアラジンが良いのは、テーマが、これから赤ちゃんがやってくる家族にピッタリだと思うんですよね。

ざっくり大きく言えば大きなテーマは「愛」のようだけど、よりアラジン映画をアラジン映画たらしめているのは、テーマソングの通り「A Whole New World」というコンセプトのように思う。

身分にとらわれず思い込みを捨て、悪を倒して/問題を乗り越えて、これまでのしがらみや枠組みを超え、…新しい世界に出かけよう。そんなメッセージを強く感じる。これらを、新しい命を迎える家族(夫婦)の想いと重ねた時、その意味の広がりがまた味わい深いのではと私は思う。自分たちの現実の状況と重ね合わせながら、ぜひ歌詞も観てほしい(→)。自分たちの現実を振りかえれば…例えば私の場合、フルタイム共働きで第一子が生まれる、という状況。正直、待機児童問題だったり仕事との両立に悩んだりと色々課題はあるけれど、大事なのは「問題がある」ことではなくて、「新しい時代を生きる命を授かったこと」そのもの。その素晴らしさ、前向きな未来に目を向けなきゃ、と感じた。出産は、自分たちの視野を新しくするだろうし、「夫婦で新しい日常を迎えるし、生まれてきた子にも大きな世界を見せてあげたい、一緒に見ていきたい…」そんな気持ちにさせてくれるこのテーマソング。まさに"A Whole New Wolrd"なのだ。サントラ欲しい~!

また、映画の途中では、セリフにちょいちょい「Be Yourself」…自分らしくあることの大切さを挟んでくる。女性らしさ、男性らしさ、身分の違い、そういったものは脱ぎ捨てて、あるがままの自分らしさこそが大切なんだという伏線。出産を迎える今、新しい命に対して色々期待や不安もあるけれど(こんな子に育ってほしい etc. )、どんな子であっても愛情を注ぎたい…「Be Yourself」の気持ちを持ちたいとも思えた。

 

あなたにはどんな"A Whole New Wolrd”が待ってるだろう?鑑賞しながら、未来を明るく想像してみるとより深く楽しめると思う。

 

…というわけで、妊婦さんにめっちゃお勧めです、アラジン!