みどりのこかげ - 30代初マタ&フルタイム共働き-

30代で初めての妊娠、フルタイム共働き、両実家遠方…。幸せな家庭と自分らしい働き方を望む30代女性の日常。

切迫早産で緊急入院 ① ~最初の違和感~

それは日曜日のことだった。週数でいうと、28週5日目の8か月。

 

夫は職場の集いがあって出かけていて、私は自宅でのんびり。

(そういえばマタニティパジャマのズボンも1つキツくなってきたからワンピっぽいのを買うか~)

と思って、夕方頃から出かけることにした。近場でいくつかお店をみて、4~5着試着をして、授乳期にも使えるものを購入!満足したけどまたすごく疲れたので、カフェ寄ってから帰ることに。

ここのところ、まだ安定期が続いているのか体調も良いし、アイスコーヒーを頼んで3分の1程度だけ飲もうと思った。カフェイン量も一応少し気にしつつ。

(いよいよ来週からお休みだな…何しようかなー。。)

法定の産前休暇にGWと有給をくっつけ早めの産休に入る予定だったので、あれこれ考え、うきうきしながらツイッターでも呟いた。どんどん身体が重くなるなか、フルタイムの仕事。妊娠前と同等とまではいかないけれど、妊娠という変化の中では自分なりによく頑張ったと思う。産休中のTo doリストは既にリストアップしていて少しずつ実行中だったけど、「Want to doリスト」も作ろうと目論んでいた。産休初週は、地域のプレママ向けイベントや友人とのランチなど既に色々予定をいれていたけど、それでもまだ時間はある。ひとりで過ごす時間が多い最後の時期。自分を振り返り、ゆったりした時間を大切にしたい。。

 (平日ランチ、気になるカフェ…中目黒の新しいスタバ  (「スターバックスリザーブ ロースタリー 東京」)  は平日こそ行かねば!他は…なんだろ、都内一人ぶらりプチ旅とか?あとは……?)

 そこまで考えて、ハタと止まった。意外に思い浮かぶものが少ない笑。なんだかんだ身体が重くて辛いし、あまり動き回れない。妊娠してなければ水泳もして、新潟にも行きたい(訪問したいところがあり)と色々思い浮かぶんだけど、産休というのは、「産前」休暇。出産前で物理的に身体の制約があるからこそのお休みなのだ。

 (あまり動かずに出来ることあるかなぁ~。うーん…)

(遊びとかじゃないけど、キャリア的な面から考えればまだまだやりたいこはある…)

(…そうすると、今のうちにインプットとして読んでおきたい本もあるし、語学もやる気でるかも?そういう面ではインドアのWant to doもまだ色々あるかもな~。。)

…などと考えていたところ…

 ボコボコ…

 

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胎動。でも、いつもと少し違った

お腹の中でガスが小爆発するような、いつもより少し大きなボコボコ感。と、笑いすぎた時脇腹が痛くなるような、そんな耐えられる程度のほんの僅かな痛み。そして、生理が始まる前のような、左右の恥骨あたり、子宮のあたりの鈍い感覚。痛みというほど痛くはないけれど、少し気持ち悪い感じがあった。

今から考えれば、もしかしたらこの時、我が子は子宮内ででんぐり返りしてたんじゃないかと思う。

 (疲れたのかな…帰るか…。)

 19時頃帰宅すると、夫も帰宅していた。

「ちょっと疲れたからソファで休むね」

と話して休んでいると、

「夕飯は何食べたい?」

と聞いてくれたので、野菜たっぷりペペロンチーノをリクエスト。しばらくNGだったニンニクも、食べたいかも?!と思えるレベルになっていた。

「ミネストローネも作ろうかな。あ、玉ねぎが無い。。あとで買ってくるよ。とりあえずパスタ作って食べようか!」

…作ってくれた夫のパスタはとっても美味しくて、優しい夫で幸せだな~♪と、心もお腹も満たされたのだった。食事後、夫は玉ねぎを求めてスーパーへ(笑)。私はまたソファで横になっていると、なんだかお腹がとても張っている気がした。

 (きっと疲れたんだな…ゆっくりしよう。。。)

 しかし、張れがなかなか引かず、夫が玉ねぎゲットして帰宅してもまだいつもより張ってる気がした。横になると少しマシになる気がするけど、立ち上がるとやっぱりすごく張る。パスタで満腹になったからか?でも、赤ちゃんも動いてるようだし、単に子宮がまた大きくなり始めたのかも?…あれこれ思ってるうちに、今度は明らかにお腹が張ってる、という状態になった。確か、22時半頃だったと思う。

 「お腹張ってるかも…」

 夫にも訴えてみた。

 「横になってたら?」

 何度かそんなやり取りをしたけど、あんまり真剣に受け取ってくれず。

 「お腹痛い…」

 実際、張りは辛いものの痛いってほどではなかったんだけど、いつもとは違う状態を訴えるつもりで言った。けど、返っててきた言葉は

 「寝ときな~」

 割とあっさり、普通~な感じの返事をされてしまった。この時、自分ではいつもと違う(今までで一番のお腹の違和感)と思ってたので、まるで私が構ってほしくて言ってると受け取ってるような夫の応答に、正直かなりモヤモヤした。

 (でも明日になったら治ってるかもしれないし。。。)

少し不貞腐れ、不安な思いを抱えつつ早めに就寝。そして翌朝、月曜日。妊娠してから睡眠リズムが変わって大体5~6時には目が覚めてしまうんだけど、この日も同様。5時台に目が覚めて、真っ先にお腹を触る。やっぱり張ってる感じがした。ただ、少し経つと柔らかくなってるときもあって、布団の中でゴロゴロしながら様子を見た。結局1時間半くらいは布団の中でお腹の様子を見て、ようやく布団から起き上がったのが7時半頃。明らかにお腹が張っていた。こんなに張るのは初めてで、やっぱり不安になった。

ふと、友人とのLINEが思い浮かんだ。実は日曜日に、初産婦で大変な出産をした友人とLINEでやり取りをしていて、「何か違和感あればすぐ病院に電話か、予約なしでも行った方が良いよ」とアドバイスされていたところだった。

この日 (月曜) は、元々保育園見学の予定で午前休みの予定。 

(その前に病院に寄ろうかな?もしくは、朝はゆっくりして保育園行ってから病院でもいいかな?) 

少し考えたあと、「今日は午後イチで会議が入ってるんだった。保育園の後病院じゃ明らかに間に合わない、体調違和感あるのに先に保育園行くってのもおかしな話だよな」と冷静に考え直し、先に病院へ行くことにしたのだ。

 夫にも

「今日会社行く前病院に行ってくる」

と言ったけど、

「うん、わかった」

とまたもアッサリしてたので、また私はモヤモヤモヤ~…。。。繰り返しますが、夫はいつもは優しい。でも、たまに鈍感…。妊娠してなくて健康な日常を送ってた時の腹痛じゃないんだよ?妊娠していて、赤ちゃんがいるお腹の調子に違和感あって、病院行くって言ってるんだよ?夫が妊娠したわけでもなくても客観的事実から憂慮すべき事態って理解できるでしょ…と自分の中でモヤモヤとした感情が膨れ上があがった。不安と不満が入り混じった表情に気付いた夫はようやく

「ごめんね、気を付けていってきてね」

と心配の言葉をかけてくれたけど、あくまでそれは私が不満そうだったからそうしただけの様子。病院に送っていってほしいとかではないけど、私が言わないと反応しないのは心もとない。本当に状況を理解してくれてるの?と、モヤモヤを抱えながら病院へ向かった。